今回の記事は、どうすれば同居の家族に植毛したことがバレないか、その対策について徹底解説いたします。
単身赴任などで一人暮らしのサラリーマンの方は、家族バレについてはほぼノーリスクと考えて良いでしょう。
しかし、家族と同居している方で家族バレをさけたい場合は、本記事を参考にしてしっかりと対策しましょう。
この記事で分かること
- 家族に植毛がバレるタイミングについて
- 手術前後でやるべき家族バレ対策について
- 家族バレ対策の重要度について
家族に植毛がバレるタイミングとは
極論すると、植毛後1週間家族と顔をあわさない状況であれば、家族バレへの配慮はぐっと低くなります。
しかし、これが可能となるのは「独身で一人暮らし」または「単身赴任中」のサラリーマンとなり、家族と同居中のサラリーマンは何らかの対策が必須となります。
植毛が周囲に最もバレやすい時期は「手術直後から1週間程度」であり、その期間中において特に家族に植毛したことがばれる可能性が高いタイミングは、当然ながら「家族と一緒に過ごす時間帯」となります。
しかし、これでは漠然としていますので、もう少し絞りこむと「手術当日」「就寝時」「お風呂とその後のドライヤー時」「手術後3日前後のダウンタイム時」が家族バレの要注意タイミングとなります。
それではこれらの要注意タイミングへの対応策について、手術前と後に分けて解説いたします。
手術前
植毛手術の前後で異なる行動をしないことが、植毛バレを防ぐうえで重要となります。
手術後から急に普段と違う行動をすると、家族は敏感に変化を感じ取ります。
この点を踏まえ、手術前から環境を整えておくべき事項を列挙します。
家族に手術当日の外泊理由を伝えておく(重要度:高)
植毛手術当日は頭に包帯が巻かれており、翌日まで外せません。また翌日はクリニックに来院し包帯を外すなどの処置が一般的に必要です。
ですので、クリニックまでの距離に関わらず、手術当日は家に戻らずホテルなどに宿泊することで家族バレを回避します。
※遠方から手術を受ける方で、手術時間が早い場合は、前泊も必要となります。
そのため、手術当日に一人で外泊するために、手術日の2~3週間前には家族に手術日当日は外泊で不在となる旨の言い訳を伝えておく必要があります。
家族への外泊理由は何でもよいのですが、怪しまれない理由を考えると「出張」が一番無難です。
しかし、人によっては出張などほとんどない会社や部署などがあるかもしれませんが、家族へは「初めての出張」で押し通しましょう。
理由が「出張」ではどうしても家族に違和感を与えてしまうようでしたら、「視察」や「セミナー参加」など、ご自身の仕事に馴染む理由に代替してください。
外泊日数をできるだけ伸ばす(重要度:中)
前述のとおり、手術当日は外泊するよう計画しますが、その際、可能であれば手術日当日の外泊に加えて可能な限り長く外泊をしましょう。
宿泊費用はかかりますが、外泊を長くすることで家族バレを防ぐには圧倒的に有利となります。
家族に「出張で3日間外泊」の設定が通用すれば、家族バレ対策に勝ったも同然です。(笑)
家族と別の寝室で寝る準備を進める(重要度:中)
家族にバレないよう、手術後に気を付けなければならないタイミングの一つに「就寝時」があります。
植毛直後の就寝時は、次のようなことに留意しなければいけません。
- ドナー部に気を使い寝入りが悪くなる、寝返りなどに気を遣う
- 術後のまぶた腫れ防止におでこを冷やす
そのため、家族と寝室が一緒で奥さんや家族と一緒に寝ている方は、極力寝室を分けた方が家族バレ防止上、確実かつ楽です。
期間としては、手術後3日~1週間くらいの短期間です。
手術直後から急に寝室を別けるのは避けて、手術前から段階的に寝室を別けて寝る準備を進めておきましょう。
なお、ここで難しいのは短期間だけ寝室を別にする理由です。
「寝る場所が狭くて最近首や腰がいたいため、少しだけ寝る場所を変えてみたい。(数日後には治ったことにして同じ寝室に戻る)」など、できるだけ当たり障りのない理由を家族に伝えてみてはいかがでしょうか。
枕カバーを濃い色に変えておく(重要度:中)
これは、家族と別の寝室で寝るのが難しい場合に行ってください。
植毛直後は、就寝時に後頭部のドナー採取部からにじむ血が枕につきやすいので、血痕か目立たない色の枕カバーに事前に変えておきます。
家族と別の寝室で寝ることができる方は、枕にタオルを巻けば大丈夫です。
一人で洗髪する習慣をつけておく(重要度:中)
植毛直後の洗髪は、普段より丁寧に行うため時間がかかります。
また、洗髪すれば植毛部があらわになります。
普段から一人でお風呂に入る方は問題ありませんが、お子さんなどと一緒にお風呂に入る方は、植毛後1週間程度は上記理由から植毛バレしないようお風呂は一人で入らなければいけません。
植毛後、急に一緒にお風呂に入らなくなると、お子さんは悲しみます。(これ本当ですよ。)
あらかじめ手術前に一人でお風呂に入る環境を整えておきましょう。
洗髪後のドライヤー習慣をつけておく(重要度:中)
植毛後の移植部は赤みがかっており、前髪など残っている髪で隠す必要があります。
植毛直後の洗髪後は濡れた髪の隙間から移植部が見えるため、ドライヤーで髪を乾かして植毛部の赤みを隠さなければ家族に気づかれてしまします。
普段から洗髪後にドライヤーをかけている方はそのままで結構ですが、そうでない方は、手術後急に「洗髪後ドライヤーをする人」として家族に唐突感を与えないよう、手術前対策として習慣化しておきましょう。
ヘアセット(重要度:低)
ヘアセットですが、こちらは植毛前後で家族からは以外と変化に気付かれないかもしれません。
なぜなら、元々薄毛の方のヘアセットは一般的に時間がかかることが多いため、植毛後直後は実質的にセット時間が長くても、家族は「あ~、またねちっこくやってるわ…」位にしか気にとめてない場合があります。
…少し悲しいですが、怪我の功名といえますね。
手術後
手術後は、手術前に下準備しておいた家族バレ対策の継続が基本となります。
植毛手術後1週間ほどは、普段とは異なる生活スタイルをいくつか送ることとなります。
同居家族に対して、いかにそれらの変化を感じさせないようにするかが、家族バレ防止のカギとなります。
手術当日はホテルで過ごす。(重要度:高)
手術後当日はホテルで過ごします。
手術直後はFUT法またはFUE法いずれにしても頭に包帯が巻きつけられ、ドナー部からは出血した血が髪に固まり血なまぐさいにおいがするなど、大変なことになります。
当然、家族と同居している方は、手術後当日を家族と一緒に過ごすと異変に感づかれてしまいます。
ですので、手術当日は家族と離れて過ごすのが家族バレないための王道となります。
手術前の家族バレ対策にあげてあるとおり、家族には出張などと伝えておき手術当日はホテル等で外泊しましょう。
手術翌日は自宅外で身体を休め、できるだけ遅く帰宅する(重要度:高)
手術翌日はホテルに連泊できず、帰宅しなければいけない方は、できるだけ遅い時間に帰宅しましょう。
家族には「出張」や「セミナー」などの理由で不在にしているはずですので、夕食も外食で済ませてできるだけ遅くに帰宅し、家に着いても家族と顔を合わす時間を少なくすることがポイントです。
なお、手術後翌日は安静に過ごしたいところですが、遅くに帰宅するために外で長時間時間をつぶさなければなりません。
ここで提案なのが、手術翌日の時間つぶしの場所は迷わずラブホテル等を利用しましょう。
身体を休めるだけならネットカフェなどの方がコスパは良いですが、ラブホテルを選ぶ最大の理由はお風呂でゆっくり洗髪ができるからです。
手術翌日はクリニックに再来院し包帯を取ったり術後の経過を看てもらいます。
クリニックによっては軽く洗髪してもらえるところもありますが、ほとんどの場合は、手術翌日の夜にご自身で洗髪することになります。
手術後のシャンプー方法は各クリニックから教えてもらいますが、普段より気うことから、手術後初めての洗髪はラブホテルで心置きなく丁寧に行い、スッキリしてから帰宅しましょう。
帰宅後は家族に気を使うことなく寝るだけなので心理的にも気が楽になります。
ラブホでなくてビジホじゃダメなの?
全く問題ないです。
あえてラブホを推した理由は、ビジネスホテルより「値段が安い」場合が多いからです。(非日常感も味わえますしね。)
就寝時(重要度:中)
家族と別の寝室の場合
手術後3日~1週間くらいの短期間は、手術前に引続き家族と別の寝室で寝ます。
枕にはタオルなどを巻いて、ドナー採取部からにじみ出る血が枕に着くのを防いでください。
手術後3日前後にまぶたが一時的に腫れる場合がありますが、おでこを冷やすと腫れ防止に有効です。寝室が別なら就寝時に心置きなく頭部を冷やしましょう。
家族と同じ寝室の場合
こちらは残念ながら、手術後のまぶたの腫れを抑えるために就寝時におでこを冷すことは難しくなります。
あきらめて冷やさないという選択肢もありますが、少しでも腫れを抑えたいからどうしても冷やしたい!という方は、何かもっともらしい理由をつけて堂々と冷やすのも手です。
以前は「熱っぽいから」を理由としてシンプルに冷やせばよかったのですが、近年は新型コロナウィルスの流行もあり、不要に大ごとになる可能性もあるため注意してください。
また、寝室を別けたかった理由として、植毛直後は寝入りが悪くなり、入眠するまで布団の中で寝返りをうつことも多いことから、気兼ねなく寝たいためというのもあります。
家族と寝室を別けて寝ることができない場合、この問題の解決策としては、家族が寝る時間をずらして後に寝るという手段があります。
私の経験ですが、植毛直後は寝入りに苦労しました…。
私はFUT法でも手術をしましたが、縫合部が枕に当たるので痛みを感じます。
痛み止めの薬等を服用するので、寝れないほどの痛みではありませんが、後頭部と枕の当たる場所で一番痛くない位置を探るなど、横になってから結構ゴソゴソしがちです。
寝入りの悪さを気付かれないよう、家族が寝た後に床につく!
小技ですが、寝室別けができない方はお試しください。
家族と一緒の入浴は避ける(重要度:高)
奥さんと一緒に入るラブラブな方や、お子さんと一緒に入る子煩悩な方は、植毛後1週間程度は一緒に入浴することを控えてください。これは絶対です。
植毛後数日間のシャンプーは、頭皮への刺激を極力抑えるためベビーシャンプーとスポンジを使ったり、水圧が植毛部にかからないようすすぎを丁寧に行うなど、植毛直後は普段のシャンプーと比べて異なり、一緒に入っている家族へ大きな違和感を与えます。
また、そもそもシャンプー後のむき出しとなった植毛部がさらされるため、植毛したことが確実にバレます。
植毛直後の入浴は、残業などを理由にして帰宅を遅らせ、入浴も一人で遅い時間に入るなど対策をとりましょう。
入浴後のドライヤー(重要度:中)
普段お風呂上りは自然乾燥派でドライヤーを使わない方も、植毛直後は移植部が赤みを帯びて目立ちます。家族バレを防ぐにはドライヤーで髪を乾燥させて赤みを上手く隠しましょう。
なお、植毛直後は麻酔で移植部の感覚が鈍り、温風で乾かすと火傷をする恐れがあることから、冷風でのドライヤーを推奨するクリニックが多く、普段より乾かすのに時間がかかることも頭に入れておきましょう。
まとめ
家族に植毛がバレないようにする秘訣は、移植部をさらさないことのほかに、植毛後に訪れる普段とは異なる生活スタイルから、同居家族の目をいかに上手く逸らすかにかかっています。
「植毛手術後に訪れる普段とは異なる生活スタイル」のタイミングは次のとおりです。
・就寝時
・洗髪時
・洗髪後のドライヤー時
家族バレ対策は、植毛手術前からスタートしなければいけません。
手術前にやるべき対策をしっかりと行えば、手術後対策は手術前対策を継続するものがほとんどであり、手術後の家族バレも怖くなくなります。
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