サラリーマンが会社で植毛をオープンできたらこんなに素晴らしい(ラクな)ことはありませんが、現実はなかなかハードルが高いものです。
この記事では、サラリーマンの植毛が会社でバレないためにやるべき対策を「植毛前」と「植毛後」に分けて紹介いたします。
植毛手術前
植毛手術の1週間前後のタイミングで散髪しておく
植毛の手術前に注意しておくポイントはこれだけです。周囲にバレずに植毛手術をするために、手術の1週間前後のタイミングで、手術後に植毛の痕跡を隠せる髪型にしておく必要があります。
植毛後は、できるだけ他人から頭部にフォーカスされるのを防ぐためにも、手術直前よりは1週間前後に髪をカットしておくことで”周囲に髪型を慣れさせる”ことができます。
手術直前で髪型が変わると、「〇〇さん、髪切ったね!ん?なにか髪の隙間が赤黒くなってるけど…」などの展開も無きにしも非ずですから…。
なお、頭部にできるだけ注目を集めさせないなら、そもそも散髪しないでそのままのほうがより良いのでは?と思った方は鋭いです。その質問に対する回答は、植毛手術後の項目で説明いたします。
植毛部(主に前頭部)の散髪
手術後は、しばらくの間植毛した箇所が赤いポツポツになり、カサブタなどもできるので、それらが隠れるように事前に髪をカットしておきます。
前髪がほとんどないほど薄毛が進行している状態では、残念ながらこの方法はとれませんが、密度が薄くても垂らせる前髪が残っている場合は「ミリオンヘアー」等の髪に振りかけて毛量をカバーする商品もありますので、それらを併用して手術前からカモフラージュのための下準備をしておきます。
採取部(後頭部)の散髪
植毛はドナーを後頭部から採取します。植毛のいずれの施術方法(FUTまたはFUE)においても一般的には採取部分を手術時に刈り上げます。
FUTは、ドナー採取部を横長に細長くメスで切り取り縫い合わせます。刈り上げはその切り取る部分のみ行いますので、その部分が隠れる長さの髪型にしておけばOKです。だいたい4cmくらいの髪の長さがあれば十分です。
FUEは、ドナーをくり抜くため、FUTのような横傷はできず、くり抜いた部分が血により赤いポツポツに見えます。
採取する範囲(刈り上げの範囲)が比較的狭い場合は、ツーブロックで隠すことが可能です。刈り上げ範囲が比較的広い場合は、部分ウイッグを装着することでカモフラージュします。
なお、クリニックによってはドナー採取部を刈り上げずにドナーをくり抜くFUE施術方法もあり、これはバレない観点からは最高の施術方法ですが、お値段も通常より高くなります。
植毛手術後
まぶたの腫れを最小限にする
植毛手術の際に頭部へ麻酔を打ちます。その麻酔液が術後徐々に顔の方に下がっていき、手術から数日後にまぶたが腫れるケースがあります。
本ブログでは、植毛手術のために会社を休む日は最短で2日としています。
そして、術後にまぶたが腫れるのがおおよそ3日前後なので、しっかり対策する必要があります。
このまぶたの腫れとは、植毛を受けた患者全員に発生するものではありませんが、術後に患者自身が適切な対応をとらないと高確率でおこります。
まぶたの腫れを最小限にする方法は、次の点を実行することでかなり抑えることができます。
・術後2,3日の就寝時は、あまり高い枕で寝ないこと。麻酔液が顔の方に下がるのを防ぐ。
・術後2,3日は、就寝時および日中もできるだけ冷却シートをおでこに貼る。
なお、クリニックによっては、まぶたの腫れを抑える飲み薬を処方してくれるところもあるので、忘れずに服用しましょう。
植毛部を隠す
はい。そのまんまです。
徹底的に隠しましょう。
生え際の移植部分は既存毛を垂らしてカモフラージュしましょう。前述の植毛前のヘアカットを行うことで、前髪を作るヘアスタイルになっているはずです。
また、汗をかかないことも重要です。ここでも植毛前のヘアカットが活きてきます。髪が不必要に伸びていて汗による頭皮への張り付きや、束になりスケ感が増すなどの薄毛が強調されるのを防ぐことができます。
まとめ
植毛バレを防ぐために絶対やっておくべきことは以下のとおりです。
・植毛手術1週間手前の散髪
・植毛後のまぶたの腫れ予防
・手術個所の徹底的なカモフラージュ
いずれも気の抜けないステップばかりですが、このブログで各対応のポイントを押さえ計画的に対処すれば怖くありません。
周りにバレないよう上手に過ごしましょう。
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