【現役FPが説明】植毛費用のための「医療ローン」の賢い使い方【毛嫌いしたらもったいない！】

植毛したいけど、植毛費用は高額なため実行に踏み出せない方は多いと思います。

サラリーマンで、とくに家族にバレず植毛する場合は、数10万～100万超えの手術費用を家族に内緒で支払うことになるため、かなりの負担があります。

そこで、上手に使いたいのが「医療ローン」です。

医療ローンの活用を選択肢に加えることで、植毛手術を受けることの現実感が一気に高まります。

「植毛は魅力的だけど、お金のことを考えると夢の話…現実感ないよ…」から「これなら植毛実現できるかも！」に変わることでしょう。

また、「ローンっていわゆる借金でしょ？借金してまで植毛すべきかな…？」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

もっともな感想です。

この点についてもうえたの考えをお示ししますので、医療ローン利用の判断材料の一つにしてもらえると幸いです。

医療ローンの概要

医療ローンとは、医療を受ける際にまとまった金額を借り入れできるローンのことで、メディカルローンとも呼ばれます。

普段、皆さんが風邪などで医者にかかると、病院に健康保険証を提出して医療費を支払いますよね。

医療費は、公的医療保険制度によりから7割支給されるため、3割を自己負担として支払います。

上記のように保険適用となる日常的な通院においては、医療ローンのお世話になることはないでしょう。

しかし、植毛手術は保険適用外の医療（自由診療）であり、全額自己負担となるため、費用が高額となります。

このように、健康保険適用外などで高額な治療費が見込まれる場合に、医療ローンが役立ちます。

一般的には信販系クレジット会社の商品が多く、クリニックとの提携医療ローンはクリニック経由で申込受付できます。

もちろん、クリニック提携以外でも銀行や信金などの金融機関でも医療ローンを取り扱っており、各金融機関で申し込みが可能です。

メリット

前述のとおり、高額な医療をすぐに受けることができる点が大きなメリットです。

デメリット

審査がある・金利がかかる

「医療ローン」は文字通りローン（借入れ）です。
マイカーローンや住宅ローンなどと同様に、申込後には審査がありますので、審査結果によっては医療ローンが利用できない場合があります。

また、医療ローンには金利がかかります。特に信販系クレジット会社のローンは、銀行等の目的型ローンと比較して金利が高い場合があります。

医療ローンと植毛は相性がよい理由

ローンとは、金利で時間を買う行為と言われます。

例えば植毛費用を貯めるために5年間必要であっても、医療ローンを利用すれば金利を払う代わりにその5年間を一気に短縮することができます。

この医療ローンの時間短縮（すぐ医療が受けられる）メリットは、薄毛対策である植毛手術に非常に相性が良いです。

なぜなら、薄毛の主な原因の１つである「ＡＧＡ（男性型脱毛症）」は進行性の脱毛症であり、まとまったお金が準備できないがゆえに植毛できず、薄毛が進行するのを指をくわえて耐えるしか無い状態を、医療ローンを利用することでクリアできるからです。

植毛のメリットは別の記事で詳しく紹介してますが、早く植毛をすればその分長く植毛のメリットを受けることができます。

また、周囲にバレずに植毛するといった観点からもメリットがあります。
「薄毛が進行するほどに既存の髪が少なくなる」→「当然、少なくなった既存髪で生え際などの移植部を隠すのは高難度」となるわけですが、医療ローンを利用することで時間短縮が図られ、移植部を既存髪で隠す苦労も少なく済みます。

これらの理由から、医療ローンを利用して植毛費用をまかなうことは、理にかなっていると言えます。

ローン利用に慎重となることは非常に重要であり、マネーリテラシーの高い証拠ですが、やみくもに嫌うことは機会損失につながることもあります。　

家族バレしないためのローン利用の留意点

返済シミュレーションで毎月の返済額を把握する

まずは、ローンを利用した場合の毎月の返済額をシミュレーションをしてみましょう。

• ローンの借入金額
• 返済回数
• 金利

この３要素で毎月の返済額が計算できます。

ネットで「ローン返済シミュレーション」で検索し、任意のシミュレーションサイトで上記3要素を入力しシミュレーションします。

シミュレーションで実際に毎月返済が可能な金額かどうかを知ることが、ローンの利用判断をする上で重要となります。

連絡先は携帯電話のみとする

ローンを申し込んだ後は、信販系クレジット会社や銀行などから審査結果が連絡があります。ローン利用を家族にバレないようにするため、連絡先は申込人の携帯電話かメールアドレス宛に限定する必要があります。

そのために、ローンの申込書類には自分の携帯電話の番号を記入し、自宅の固定電話番号は書かないようにしましょう。

なお、ローン申込書の記入内容には、自身の連絡先のほかに勤務先の連絡先も記入する場合が一般的です。これは素直に勤務先の電話番号を記入しましょう。

郵送によるローン関連案内を避ける

ローンを契約すると返済予定表や残高通知表などがローン会社から自宅に郵送で送られてくることがありますが、これも自分以外の家族に見られると厄介です。

最近はインターネットやスマートフォンで返済予定表などを確認できるところも増えています。

ローン申込の受付時には、受付担当者に「郵送でローン関連の書類が自宅へ送付されないか」「郵送される場合は、郵送でなくWeb閲覧の代替設定が可能かどうか」等、家族に知られたくない旨を素直に伝えて対応してもらいましょう。

絶対に延滞しない

当たり前ですが、ローンを借りたら毎月必ず返済日に返済し、絶対に返済が送れる事が無いようにしましょう。

延滞すると、信販会社・銀行などから本人に遅れている旨の連絡がきます。

個人携帯でつながらない場合は、勤務先にも連絡がきます。

上記「郵送による各種案内は避ける」の項でお伝えしたとおり、自宅に郵送案内が来ないよう対応をしても、延滞督促は別です。

複数回にわたり長期に延滞するような場合は、容赦なく自宅に郵送で督促状がきます。
延滞することで、家族に内緒の医療ローン利用が一発でバレます。

医療ローンの利用がバレることが植毛バレに直結はしませんが、家族に対する言い訳が苦しいのは確かです。

くどい様ですが、家庭や職場で不要な詮索をされないためにも、ローンを利用するなら絶対に延滞はしないようにしましょう。

各クリニックの提携医療ローン内容

各クリニックの提携医療ローンの一覧です。

クリニック名	最大支払回数	金利	申込タイミング等
アイランドタワークリニック	120回	複数の信販会社があり、一番低いもので年利8％	・カウンセリング当日に審査を行い、5～10前後で審査の結果がわかる。 ・ボーナス払い併用可。
親和クリニック	84回	複数の信販会社があり 年率5.9％～6.9％	・事前カウンセリングの際に申込受付、審査開始。 ・ボーナス払い併用可。
アスク井上クリニック	60回	年率9.5％	・カウンセリング当日または、後日に申込み可。 ・ローン申込後、審査の通ったローンは手術日前の3ヶ月間有効。
ヨコ美クリニック	36回	年率9.5％	・事前カウンセリング後に手術日を仮予約し、仮予約日の1～2ヶ月前に手術日確定の連絡あり。その後にローン手続き可能。 ・手術時に必要な血液検査代金とご予約金は、ローンとは別支払いなので注意。 ・ボーナス払い不可。

まとめ

本記事で医療ローンの特徴、メリット・デメリットを紹介し、うえたの考えである「植毛と医療ローンは相性が良い」ことをご説明しました。

ローンは賢く使えば人生が好転するほどの力をもっています。
　
しかし、ローン利用の際はメリットだけでなく、デメリットもしっかり把握しておかなければなりません。

そのうえで、自分にとってメリットが上回れば使わない手はありません。

メリット・デメリットを天秤にかけて、医療ローンを利用する場合は本記事の留意事項をきちんと押さえて賢く使いましょう。